空間ベクトル変調(SVM)
Space Vector Moduration
三相インバータにおいて,電源電圧利用率を最大にする変調方式の一つ.
半径1の円に概説する六角形を図示し,スイッチングのイメージをする.
三角形が6つ形成され,この三角形の中身をセクタと呼ぶ.このセクタごとにスイッチングのパターンを切り替える.
入力引数となるαβ軸電圧ベクトルの大きさが$\frac{\sqrt{3}}{2}$(約0.8666)を前提として現状は実装した。
このとき最大の変調率は1
空間ベクトル変調は3次調波加算と同義?
実装
SVMによって3相の出力電電圧(Duty比)を生成する.
まずは原理にあるように,$V_\alpha,V_\beta$をもとにどのセクタなのかを判別する.ホールセンサあれば信号直接セクタの信号にできるよなと思った.
セクタの判別方法の実装は色々ある.
- $V_\alpha,V_\beta$の正負からまず象限で分ける.
- その象限の中から,どちらのセクタにいるか判別
- $V_\beta$に$\frac{1}{\sqrt{3}}$を乗算し,$V_\alpha$との大小関係を比較する.
- セクタが決まれば,そのセクタごとにDuty比を計算する.