PetaLinux 2022.2
PetaLinuxツールドキュメント:リファレンスガイド(UG1144)2022.2を参照する。
今回はホストマシンのOSはWindows10とし、VirtualBoxを利用したゲストOSはUbuntu20.04とした。
Ubuntuのバージョンについて
後述するがPetaLinuxに用いる.xsaファイルがその.xsaファイルと同じバージョンのVivadoのものしか対応しないという制約がある。
この作業の前にVivado2022.2をインストールしていたため、対象のPetaLinuxも2022.2となった。PetaLinux2022.2のサポートするLTSのUbuntuの最新が20.04だったため、今回はゲストOSを20.04とした。
インストール要件のページに飛ぶと、必要なパッケージのリスト一覧がxlsxで存在するのでそこからコピペして色々インストールする。 昔やったときはこのxlxsファイルの存在を知らなかったためPetaLinuxのインストールにすごい苦労した。
必須パッケージのインストール
Petalinuxに必要なパッケージをインストールする。管理者権限が必要。
PetaLinux2022.2リリースノート、マスターアンサーレコード:33483にあるxlsxファイルを参照する。
ファイル名は2022_2_PetaLinux_Package_List.xlsx
PetaLinuxのインストール
ユーザ権限でインストールする。管理者権限だとエラーになる。
インストールパスは/home/<user>/petalinux/2022.2
とした。これもリファレンスガイドを真似した。
コマンドは以下の形式、<user>
,<petalinux-version>
はそれぞれ読み替える。
$ mkdir -p /home/<user>/petalinux/<petalinux-version> $ ./petalinux-v<petalinux-version>-final-installer.run --dir /home/<user>/petalinux/<petalinux-version>
書き込む先によっては、インストールに使う.runファイルに対して実行権限を付与する必要があるかもしれない。その場合は変更する。
$ chmod 755 ./petalinux-v<petalinux-version>-final-installer.run
環境のセットアップ
PetaLinuxのコマンドを使用する前にスクリプトを適用する。手間なら.bashrc
にでも書いておくと良い。
$ source <path-to-installed-PetaLinux>/settings.sh
PetaLinuxでのプロジェクト作成とビルド
SDカードのパーティション作成
領域を2つ作る。1つ目がブート領域。fat32で128MBほど確保しておく。
2つ目がルートファイルシステム領域、ext4で確保しておく。PetaLinuxの素の設定だと2つ目は使わないが、今後Ubuntuを入れたいときときに使う。