サージ,過渡的な過電圧,ESD(静電気放電),ノイズから電子機器を守る.IC内部にも一応入っているけど,製品使用の際には耐サージ性能は正直不十分.やはり適切に外部にTVSデバイスを付けるほうが良い.
得手条件下のサージ吸収能力.特定のテスト(ISOとかJISとか)やアプリケーション条件下でのお話
デバイスでアバランシェブレークダウンが発生する電圧,データシート上の特性の電流で測定.
定格のピークパルス電流によって生じるブレークダウン電圧
TVSのブレークダウン電圧は非常に小さい電流を用いて計測されるので,実際ののアプリケーション条件下でのアバランシェ電圧とは結構違う.実際のアプリケーション条件だともっと電流がドバドバ流れるって意味らしい
大電流を流した場合の標準または最大ブレークダウン電圧をクランプ電圧と示す.
TVSがブレークダウン状態に移行する直前の最大電圧.通常の状態では作動しない回路内の保護素子の重要なパラメータ.
オルタネータが給電中の時にバッテリ接続が遮断されると電圧が跳ね上がる,多分配線のインダクタのせいだと思うけど…
ロードダンプの状態をシミュレートするテストは規格で決まっている
一時保護用のTVSにも二種類ある.逆電圧(つまりダイオードの接続としてみると順方向?)VFの大きさが関係してる.電源を逆接続した場合,一定の電圧より上がらないように(つまりより低いVF特性のもの)を取り付けることで逆電源入力から回路を保護することが可能
逆接保護整流器には十分な順方向電流定格,順方向サージ,逆電圧機能を持ってる必要あり
一次でクランプしてもまだ高い時,もう一つTVSをかませる.途中に抵抗を挟むことで過渡電流を減らせる.しかし定常の電流は増加するので,抵抗の許容ワットをきちんと見積もる必要あり.