目次

計測

正確と精密

ざっくりいうと
正確…真値と計測値の平均値の差
精密…計測値の分散の大きさ

プローブ

3次元計測において,芯出し,原点出しを行うために用いる.
加工物の表面の接触を検出するすごい精度の高いスイッチというのが簡単な説明になりそう.
## 接触式プローブ スタイラスと呼ばれる部品(3本のロッド,先端の接触部はボール形状の物が多い)がロッド部分がそれぞれ2つのボールとバネにより保持されており,スタイラスが接触し,ロッドとボールの位置関係が変化する,このときの電気抵抗から接触を検出する.
David McMurtry氏がこの方式のタッチプローブを1972年に開発,1973年にレニショーを創業

精密計測系の資料はセンサ作ってるメーカの資料がすごく良い,このあたりの記事はほとんどレニショーのHPをみて書いた
レニショー
寸法計測プローブ技術
TE411:Innovations in touch trigger probe sensor technology (pdf)
The "One Penny" Touch Probe

スタイラス

タッチプローブの先端分の棒部分の名称.
先端には球が取り付けられ(先端球),この部分が実際に測定対象に接触する.
プローブの材質,先端球も対象によって適切なものが存在する,殆どはルビーの球を用いるが,場合によっては窒化ケイ素やジルコニアを用いる.
アルミニウムに対して計測を酷使すると,凝着摩耗が生じやすく,ルビー球表面に付着することがある.この場合は窒化ケイ素が推奨される.しかし,窒化ケイ素はスチールに対して摩耗がひどいので窒化ケイ素はアルミニウムに限定して使用することが望ましい.
鋳鉄に対して計測を酷使すると,ルビー球の表面にアブレシブ摩耗が生じやすい.この場合はジルコニアが推奨される. 材質

参考文献

工作機械用タッチプローブの計測技術
三次元座標測定機を用いて正確に測るには

関連ページ

センサ
不確かさ