目次

バランス(回転)

ふれまわり

軸の触れは回転の安定性に直結する. バランス修正には修正する箇所によってn面修正と呼ばれる.
1面修正は静的な(無回転時)釣り合いを取る.回転中心と重心との距離を短くする.
回転中心と重心の距離は不釣り合い量ともいう.この不釣り合い量の分だけ,回転体には遠心力が発生し,回転速度に同期した加振力になる.
この加える振動によって振幅が発振する,このときの回転数を危険速度と呼ぶ.
竹とんぼの羽のバランスを取るような感じ
2面修正は動的な(回転中)釣り合いを取る.回転体が長くなるほど気にする必要が出てくる.要は慣性テンソルを慣性主軸(慣性乗積成分を0にする)に合わせる.

規格

許容される不釣り合い量はJIS B0905「回転機械−剛性ロータの釣合い良さ」 で規定されている.

参考文献

シグマ電子工業のHPの資料がよく書かれている.
基礎からの周波数分析(37)-「バランシング計測」
回転機械最適整備技術 アンバランスの診断とフィールドバランシング
バランサ豆知識
回転機器の釣合い良さ
分かりにくい用語とその意味 (13) バランス調整/不釣合い修正
バランスの基礎理論