目次

AD変換

アナログ信号をデジタル信号に変換する.
分解能や変換速度によって長所短所がある.
マイコンに搭載されたA-Dコンバーターの測定精度を上げる方法【原因と対策】

分類

フラッシュ型

逐次比較型

基準電圧に対して大きいか小さいかを比較する.
その結果を元に比較を順次繰り返す.

ΣΔ型

インターリーブ

複数のADCを使用し,1つのADCでは実現できなかった高いサンプリング・レートを実現する方法
それぞれのADCに供給されるクロックは同一の速度であるが,位相がずれているため,異なるタイミングでサンプリングを行う.
単純な話,N個のADCを使用することで1つのADCが持つサンプリング・レートをN倍に増幅できる.
しかし,位相差のずれが非常にクリティカルである.ADCの特性不一致や,クロックに供給するクロックの位相遅延誤差などでADCした波形にひずみが生じることがある.
このひずみをインターリーブひずみという.

ナイキストのサンプリング定理

2番目に関して,当然と思うかもしれないが,インターリーブ・サンプリングを行ったときに,クロックに位相遅延等があるとサンプリング間隔が一定でなくなるため,信号が正しく計測できなるため注意が必要である.

参考文献

AD コンバータ
オシロスコープのサンプリング・レートとサンプリング忠実度の評価:正確なデジタル測定の方法
インターリーブADCの“謎”を解き明かす
SAR 型 AD コンバータの最適な選択方法:入力タイプの違いを理解する